モンブランをひとくちだけ

 

 

 

食べておけばよかったなぁ、と、思うわけですよ。

 

2月14日。バレンタインデーのよる。

今年は誰にあげるでもなく、なんなら毎年あげていた父にすら買っていないし、なんならそもそも父が仕事で家にいないし(笑)そんな感じで母妹と女3人、魚のムニエルと豚汁をすすっただけのよるでした。豚汁に欠かせない具ってなんだと思います?わたしはこんにゃくと豆腐です。ちなみに豆腐は安いやつがすきみたい。きょうのおいしいな~って思うと大体「きょうのは安いやつだよ」って言われちゃう。庶民的でよろしい。

 

そんな感じでバレンタインのバの字もないはずだった我が家のよるですが、(仕事でおちょんぼしてきた)わたしの(気分転換という名の)気まぐれで急遽某ローソン(某の意味とは)のカップスイーツを買って食べることになりました。

 

2月14日。バレンタインデーのよる。

食べたいのはもちろんチョコレートなわけですよ。ということでチョコレートケーキをセレクト。だけどほのかに心惹かれたのは、母に選ばれしモンブラン。そうです。愛する松本潤くんの大好物モンブラン

バレンタインを全うしたいわたしVSどんなときもおたくを全うしたいわたしの戦いは前者の勝利に終わり、数時間後の今「あ~やっぱりひとくちもらっておけばよかった~」とほろ苦い気持ちになるのでした。ほろり。軽くモンブランと潤くんに失恋した気分なのでこれもバレンタインの思い出ってことにしていいですか(?)

 

 

 

古き良きブログサイトだったYaplog!がサービスを終了してちょうど二週間ということもあって、前々から新しいブログを開設するならこのあたり、と思っていました。ちょうど金曜日だし、なんか分かりやすい、ベタな、そこらのカップルが一組くらい婚姻届出してそうなほどどベタな日付っていうのもいいな~なんて考えたりして。でも最終的に21時を過ぎてから慌てて開設に踏み切ったのは、きょうがすえちゃん記念日*1だったからですね。やっぱりおたくじゃん。というかとてつもなく単純じゃん。

 

開設自体は急でしたが、ブログタイトルはもうほとんど固まった状態でした。

低温火傷

本来は体温よりも少し温度の高いものに長時間触れていることで起こる火傷のことをいうそうですが、個人的には「“低い温度=ほんのわずかなこと”で火傷を負ってしまう」という婉曲した意味で捉えています。おたくの沸点の低さを精一杯詩的にあらわしてみました(えへ)字のバランスもいいし、どことなく色があって気に入っています。

 

他の候補には「問はず語り」や「セブンスヘヴン」がありました。問はず語りは鎌倉時代日記文学とはずがたり*2」からきていて、意味*3がとてもよかったんですけど、「いやでもわたし近代文学おたくだし」という謎の拘りによって却下されました。昔どこかで言ったことがあるんですけど、自担は後深草院です。

セブンスヘヴンもまた、Perfumeの名曲「SEVENTH HEAVEN*4」からきていたんですけど、こちらは元々の意味があまりに大層なのでやめました。今わたし、ほとんどSEVENTH HEAVENを布教するためだけに紹介しています。この曲聴いてると、「あ~学生時代、通り雨の中を傘もささず、すきなひととカルピス片手に歩きたかったなぁ」って思いますね(どういうこっちゃ)(あまりに眩しい幸福感で天に昇ってしまいそうになってしまう素敵な曲です)

 

あとは「群青」や「青鞜」も魅力的でしたが、どちらも「青」という字が入っていたので、おたく心理的にわたしが使うのはやはり恐れ多いということになりました(笑)これはわたしが「自担がいる」といういわゆる担当制度を割と好んでいるゆえなんですが、人様の担当を想起させるものには軽率に触れられないと思ってしまいます。そのひと(自担)を誰よりも愛するひとへの敬意と取ってもらえたら嬉しいです。

 

 

 

余談ですが、「青鞜」ではなく「青踏」も字面としてはとても美しいと思うんですよ。そもそもわたしが学生時代に授業で習った当初、「青踏」だと勘違いしたのが発端なんですけど、予測変換でも普通にこの字、出るんですよね。本当にこういうものがあるのかな。「青を踏む」と書いて「青踏」。瑞々しくて、透明感があって、でも意志のつよさなんかも感じられて。日本語って本当に綺麗だし奥行きがあるよねぇ。

 

青鞜」のほうがピンとこなかったあなたは、今晩調べてから寝てくださいね。文学おたくとのお約束です。

 

一週間お疲れ様でした。おやすみなさい。

*1:二宮和也松本潤の伝説のユニット曲「もういない...ない」の収録日

*2:作:後深草院二条

*3:

問わず語り(とわずがたり)の意味 - goo国語辞書

*4:アルバム「GAME」などに収録