贅沢な話

 

 

 

例えば、ローソンでカフェラテの、思い切ってメガサイズを買ってみたとき。

それをテーブルの隅に置いて、涼しい部屋で趣味に興じるとき。

スタバの季節限定フラペチーノ。も、いいけど、あえてコンビニで200円はするあの、チルドカップを買うとき*1

金曜よる、仕事帰りに近所のスーパーでサーモンづくしのお寿司を買って、それをつまみにお酒をのむとき。お供はやっぱり金曜ロードショーがいい。最近見てないけど。やっぱり金ローとMステの全面対決は令和最大の過ちだと思うね。

 

8月7日金曜日、夕飯の支度をしながら母が、「これだけ作ると多いかな~。まあいっか!週末だし食べ過ぎても!」と言っていたのがとても印象的でした。本当にその通りだと思う。(だからうちの家族は痩せない)

 

おいしいものを好きなだけ食べたり、普段は買わない高級品を手に取ってみたり。

「食」にお金をかけることは、ささやかだけどとびきり「贅沢だなぁ」と思う瞬間ですね。

ちなみに今気になっているのは、お取り寄せグルメと始まったばかり(らしい)のクリスタルパレス・レストランのスイーツビュッフェ。

www.tokyodisneyresort.jp

You Tubeで内部の様子を撮影した動画を見て初めて知ったんですけど、とにかく夢がある!わたしもだんだん、食べ放題にときめくなんて年でもなくなってきましたけど(※今月24歳)久しぶりにテンションが上がりました(笑)一度は行ってみたいものです。

 

ビュッフェと言えば、名古屋市内にも一ヶ所ずっと行ってみたいと思っているところがあって、そちらはもし実現したらこのブログで紹介したいと思います。

 

 

 

2018年年末。大学卒業を数か月後に控えた頃、わたしはあるものにいきなり!そしてどっぷり!ハマります。

 

そうですコスメです。焦らしません。誰がどう見ても言い訳の仕様がないほどハマっていますね。

最近はわたしがコスメを買い集めることに、本と同様親がなにも言わなくなってきました。止めても無駄だと諦められたようです。親の手を借りなくても(破産しないよう)強く(意識を持って)生きたいと思います。

 

正直本もそうですがフリークっぽいところもあるので、買って満足、眺めて満足、あまり使えてないものもあったりするんですが…

今回は珍しく使い切りコスメが出たので、そちらを紹介したいと思います。

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サナ 舞妓はん おしろい N 03

「舞妓はん」シリーズのフェイスパウダー。あの「excel」などと同じ常盤薬品工業の商品です。

購入したのは恐らく1年くらい前で、「すみれ色(シアーパープル)」という表記に惹かれて買ったものだと思います。サイズは手のひらくらい。

フェイスパウダーは他に、前述「excel」の

・エクストラリッチパウダー 02 ピーチグロウ*2 と

大人気「コスメデコルテ」の

・フェイスパウダー 00 translucent

を持っています。いちばん色がついているのは「舞妓はん」かな。あとのふたつは肌なじみのいいカラーです。

 

まだそんなにたくさんのフェイスパウダーを使ったことがあるわけじゃないし、次に使ってみたいもの*3もあるのでとりあえずリピートはなしですが…

決して使用感が悪かったわけではないです!特に良かったのがサイズ感。粉末なのでどのみち持ち運びには適してないわけですが、全体のサイズがコンパクトな分、付属のパフも小さく、肌に乗せるときの調整がしやすかったです。もちろん場所を取らないのもいいですね。

 

元々限定品だったんですが、公式を見たら更にミニサイズになって再販しているようなので良かったらお試しください🌟

noevirgroup.jp

ちなみにダントツで使用感がいいのはやっぱり「コスメデコルテ」です(笑)今は勿体なくて休日にしか使ってないんですが、エクセルが使い終わったらこれ一本にしてもいいかな~とも思っています。使用期限のこともあるしね。意外と量もあるみたいです。

仕上がりはもちろん、わたしはとにかく香りが好き!!肌に乗せるとき、香水*4みたいにふわっと香るのが堪りません。

税別で5,000円と安くはないけど、もしも値段で悩んでいる方は、思い切って一度買ってみてください!他のベースアイテムは今まで通りのまま、パウダーだけを替えてみるのもいいと思います。

 

 

 

せっかくなので、このまま最近お気に入りのプチプラアイシャドウもご紹介!

アイシャドウならマスクをしていても楽しめるので、この夏はついあれこれ購入してしまっています。

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キャンメイク シルキースフレアイズ 05 ライラックモーヴ

 まずひとつめは、こちらも名品・「キャンメイク」のシルキースフレアイズ。確か去年の年末頃に一度限定で発売され、あまりの人気にその後すぐ定番化した商品です。

05番はこの夏の限定色。カラーがめちゃめちゃ可愛かったので、「大絶賛されてる商品はどんなもんぞ!」と興味本位で買ってみました。

 

アイシャドウに関してはデパコスはあまり持ってなくて、今までいちばん愛用してきたなぁと思っているのが「excel」のリアルクローズシャドウ*5。粉質がいいのと、パレットごとの配色がどれも綺麗なのがお気に入りポイント。個人的には、時間が経っても汚くならない印象があります。

最愛は残念ながらサイトには載っていない過去の限定色、CS06 チュールスカートという色なんですが、こちらはCS04 プラムニットとよく似ています。

その他にはCS03 ローズピンヒール、CS07 フラワーバレッタを持っていて、近いうちにCS10 オーロラプリーツもお迎えする予定…❤

…と、とにかく気に入っているリアルクローズシャドウなんですが、今回のシルキースフレアイズはこれに並びます。むしろ値段で言ったらリアル~の半分くらいで買えるので、オススメ度はこっちのが高いかもしれません。

 

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テクスチャ―は本当に名前の通り。❝シルキー❞で❝スフレ❞のよう。やさしい肌触りで、コスメを使ってこんなにも「気持ちいい…」と思ったことはありません(笑)

ライラックモーヴは特に左半分のカラーがお気に入り。白すぎないパールのようなカラーと、写真では少し分かりづらいけどものすごーーーく上品なくすみピンクがもうさいっっっこう!!

前述の通り限定色なので既に売り切れているところも多いと思いますが、既存色や新色もとても可愛いのでぜひチェックしてほしいです。❝1人1つ持つべきコスメ❞としてゴリ押ししていきたいです。

 

続いては、愛すべき資生堂の「マジョリカマジョルカ」から、シャドーカスタマイズ(フローティング)のBR701 花言葉

www.shiseido.co.jp

(アイテムのサイズが小さすぎて綺麗に撮れなかったのでリンクのみでお送りします)

 

人気のシャドーカスタマイズの新タイプで、こちらも「3Dラメとはなんぞ…!!」という好奇心で買ってみたんですが…

ずばり、

 

【感想】3Dラメだった。

 

ですね(笑)言葉に表すのはすごく難しいけど、立体的な輝きがあって単色でも華やか、という感じ。

カラーも今まで、❝ブルベ大勝利アイテム❞と名高いコルク(シャドーカスタマイズ BE384)やテディ(同 BR583)を使ってきたんですが、今回の花言葉がわたしはいちばん好みです。*6

 

資生堂は他にもマキアージュやインテグレートなんかがあるんですが、マジョマジョも含めどれも粉質は好きです。ラメ系は多少粉とびするけど、個人的にはあまり気にならなくて、やわらかく、でもしっとりし過ぎていない感じが丁度いい。

ただしここで読者のみなさまにお伝えしておきたいのは、わたしがかなりの❝資生堂贔屓❞であること。レビューの公平さ・正確さは保証いたしません。

 

 

 

虹プロ*7で歌にダンスに頑張る女の子を見ていたせいか、最近「歌、うまくなりたいなぁ」と思う機会が増えました。こんな風に歌えたら楽しいだろうな、って。

 

2020年のその先を考えるのはまだまだ辛いけど、ひとつだけ決めているのは「嵐の歌をたくさん覚えよう」ということ。好きになった頃の、08年~の数年の歌って、不思議とどれだけ歌ってなくても歌詞を忘れないのに、最近の楽曲は全然覚えられないんだよね(※今月24歳)(本日2回目)

それだけ曲数も増えたし、複雑でクオリティーの高い楽曲も多くなった。ってことだよね!

途方もないくらいの歌たちを、ランダムでどれが流れたって歌えるようになる頃には、なる前には、きっと5人も戻ってくるよ。全部覚えてファンが燃え尽きちゃったら大変だもん(笑)

 

 

 

それにしても、昔はシングルなんて初回のMVやメイキングばっかり楽しみで、カップリングはそんなに期待してなかったなぁなんて思う。

今ではむしろ、カップリングがメインなくらい。21年目、アラフォーおじさんアイドルって本当にすごい。嵐ってすごい。

これはきっと、わたしが大人に(※今月で24(もういいよ)なったからってだけじゃないはず。

 

そんなわけで次回は、音楽の話でも出来たらいいなぁと思っています。あくまでも予定です。

 

8月最初の一週間、大変お疲れ様でした。

 

 

 

 

*1:今「ピーチピンクフルーツwithピーチジェリー」というのが出ているらしい。見た目も味も女子絶対好きなやつ…(買った)

enjoystarbuckschilled.jp

*2:2019年版だと思われます

*3:イニスフリー」のノーセバム ミネラルパウダー

*4:決してドルチェアンドガッバーナではない

*5:

リアルクローズシャドウ CS11(チェリースカーフ)(CS11:チェリースカーフ): アイメイク | excel online shop

*6:いよいよブルベなのか怪しくなってきた

*7:

Nizi Project Official Website

たまには塩バターもいい

 

 

 

映画館とディズニーランド。

 

この二つの場所に欠かせないアイテムって何でしょうか。

 

 

 

答えは「ポップコーン」

チュロス」と答えた方ごめんなさい。今回は不正解です(笑)

 

正確に言えば、「ポップコーン」で思い浮かべる場所ときたら、わたしにとってはこの二つ。そしてこの二つの場所は、今行きたくても行けないわたしのだいすきな場所なのです。

 

 

 

「非日常」の定義は非常に難しいし、例えばコンサートが「非日常」なら、ディズニーランドに行くことも、比較的「非日常」の分類に入るのかななんて思ったりはしますが。

 

基本的に、「非日常」なんてものはなくて、「日常」の中に「ちょっと特別な時間」があるだけだとしたら、映画館で映画を見ることも、ディズニーランドに行くことも、もちろん、嵐のコンサートに行くことも、わたしの「日常」の中の「ちょっと特別な時間」あるいは「特別な一日」です。

まあそれを世間では「非日常」と言うのかもしれないけど(笑)(何かややこしいな)

 

 

 

わたしは時たまスーパーやコンビニで買い求めてしまうほど、ポップコーンがすきです。続く自粛生活の中でそれは、ポップコーンが「ちょっと特別な時間(日)の味」だからであることに、気付いてしまいました。

 

子どもの頃はポップコーンなんて本当に、映画館かディズニーくらいでしか食べる機会なかったからなぁ。

 

最近は映画館では専らアイスカフェオレにハマってるし、ディズニーでいちばんすきなスナックはシーのうきわまんだけど。(ちなみにアイスカフェオレは、コーヒーとミルクが混ざりきってるやつじゃなくて、手渡された時点ではまだグラデーションになってるアレがいい)(拘りがすごい)

 

次に行くときはポップコーンを、是非食べたいなぁなんて思うステイホームなGWです。

 

 

 

わたしの文学界の❝推し❞に、柚木麻子さんという方がいます。

何だろうね、❝自担❞よりは❝推し❞がしっくりくる(笑)

ヒット作をバンバン出している(とわたしは思っている)し、直木賞本屋大賞*1に何度もノミネートしている実力派作家なんですが、実際にそれらの賞を取ったことはまだない。

 

いちばんすきな作家さんと言うと、知ってくれている人も多いと思いますが恩田陸さん。『蜜蜂と遠雷』という作品で史上初の直木賞本屋大賞をW受賞している、控えめに言ってめちゃめちゃすごい人です。

恩田さんはわたしにとってはもう、師匠みたいなひと。児童文学から一般文芸、端的に言うとサイズが小さく文字がびっしりな「文庫本」に移行するきっかけが恩田さんでした。中学1年のことです。我ながらとてもキリがいい(どうでもいいわ)

 

そんな恩田さんに対して、「もっと売れてほしい!」「なんとか賞取ってほしい!」と思っているのが、柚木さんと言ったところです。つまり字の如く推しているわけです。

 

 

 

じゃあ今までに柚木さんの本をどれくらい読んだことがあるのかと言うと、実は2冊。

他にも何冊か隠し持ってはいますが(笑)

 

余談ですがみなさん、積読は本当にオススメですよ!いや本当に!自分を正当化するためだけに言ってるわけじゃないから!(※約150冊の未読本を部屋に隠し持つ女)

 

読書って一生涯添い遂げられる趣味なんです。

 

「この作家の作品しか読みたくない!」という人は別だけど、生涯で読みたい本をすべて読み切って逝くことができる人って、多分多くないと思います。いないと言っても過言じゃない。

 

だって、それほどまでにこの世界は物語で溢れているんです。

 

例え自分では「読み切った!」と思っても、探せばきっとどこからともなく現れる。文学は古代から今まで脈々と続いてきたように、この先も途切れることなく繋がれていくはずの文化です。仮に、文学を愉しむ方法が変わっていったとしても。

 

永遠に不足を感じない、言わばもてあますほどの供給がある趣味って、そんな趣味があるって、とても幸せなことだと思います。

 

 

 

そんな訳なので、わたしたちは日々「読む」選択肢を増やしている。

と、思いきや、流星の如く現れ、瞬く間に消えていく作品があるのも事実。

 

今読んでいる本の中に、『ビュビュ・ド・モンパルナス』という作品の名前が出てきて、何となく読みたいな*2と思って検索したら案の定絶版でした(現在も文庫で買える出版社があるようでしたら教えてください!)

 

これは1901年の作品なのでまだ許せますが、ほんの10年前に出版された本だって、もう新品では手に入らなかったりします。

 

それこそ『源氏物語』や夏目漱石の作品みたいな、幾度の戦争も、バブル崩壊も、リーマンショックも乗り越えてきたような作品なら読むのはいつでもいいです。かの松本潤さんだって、不意に思い立って『古事記』を読んでいたんですから!*3

でもそれ以外の本は、「いいなぁ」と思ったときに買わないと、二度と巡り合えなくなる可能性だってあるんです。もてあますほど、あるだけに。

 

わたしの大学にいたある教授も言ってました。「本なんてとりあえず買って置いておけばいい」って。いつか読むときがくるからって。

わたしの大学での学びは、わたしの金遣いも最も荒い部分を、まさかまさかで肯定していく結果となりましたね(笑顔)(先生、本当にお世話になりました!)

 

実際、文庫本なんてそんなに場所も取らず、思いがけず暇になってしまった…まさに今みたいな時にサッと取り出せる優れもの!非常食みたいなものだと思って、ぜひみなさまにも積読をしてほしいものです。

 

 

 

さて、わたしが読んだ柚木さんの作品というのが、デビュー作の『終点のあの子』、そして今回ご紹介したい『BUTTER』*4

 

高校生くらいの時に『終点の~』を読み、そのたった一冊で「この作家さんを応援しよう」と心に決めました。

 

柚木さんの作品は、基本的に女性が主人公です。

それも、女同士の友情や、複雑で微妙な関係性を描いた作品が多い。

そして。たった2冊読んだだけで決めつけていいものではないけど。

とにかく「女」をかくのが上手い。その凄まじさを表すには、シンプルに「天才」という言葉がいいと思っています。天才的に、「女」をかくのが上手い作家。

 

『終点の~』は短編集で、それぞれに登場人物がいるわけですが、全体を通してほぼ1人も完璧な「いい人」がいなかった。それが当時のわたしには衝撃的でもあり、目から鱗が出るほどの感動も与えました。

 

今回、数年ぶりに新刊の『BUTTER』を、2月からちょうど2か月くらいかけてだらだら読んだわけですが、改めて高校生の自分が感じたことは「間違いじゃなかった」と思うばかりでした。

 

『BUTTER』に登場する主な女性キャラクターは、

◎主人公で週刊誌記者 里佳(りか)

◎里佳の学生時代からの親友 伶子(れいこ)

◎複数の男性の財産を奪い殺害した罪に問われている女 梶井真奈子(かじい まなこ)

の3人。梶井はもちろん、里佳も伶子もなかなかに「強烈」。

特に「強烈」なのが華奢で少女のような風貌とされる伶子。むしろ作品前半では、犯罪者であるはずの梶井がとてもチャーミングで魅力的な人に見えてしまう。

 

それでも、作品を読み終わって改めていちばんすきな女性キャラクターを考えると、伶子だったような気がします。それは、わたしが主人公である里佳に完全に感情移入していた証拠とも言えるのかもしれません。

 

いずれにしろ、女の愛らしい一面も、顔をしかめたくなるような一面も、絶妙な塩梅でかくのが柚木麻子です。

 

 

 

梶井はタイトルにもなっている❝バター❞に特別な拘りを持っており、その語り口は軽やかで夢見心地になるほど。それはもう❝犯罪級❞の飯テロで、とにかく!とにかく!バターを使った料理が食べたくなってしまう。

 

この作品を読んでいるとき、本屋さんで偶然こんな雑誌を見かけたので、思わず買ってしまったほどです。

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dancyu[ダンチュウ] 2020年4月号/プレジデント社

ちなみにこの雑誌は、名古屋市営地下鉄(及びJR)千種駅からすぐ、風情と由緒ある書店・ちくさ正文館さん*5で購入。カフェ本なんかをはじめ、衣食住にまつわる興味深い雑誌がたくさん並んでいて、「あ~興味の向くまま手に取って、あれこれと物知りになるのも大人の趣味のひとつかなぁ」なんて思ったり。

 

 

 

女性キャラクターでは伶子がすきですが、男性キャラクターで圧倒的に魅力的なのが里佳とは何とも言えない関係性を持つ篠井(しのい)さん。中年の男性で、テレビ番組にもちょこちょこ出演している大手通信社の名物編集員。

 

物語中盤、里佳が篠井さんのマンションでケーキを焼く(しかも夜中に)場面が登場します。そのとき篠井さんが纏う空気は、どことなく『ナラタージュ*6の葉山先生に似ているなぁと感じました。実際に境遇も少し似ているのかもしれません。

 

そしてわたしが何よりすきなのが、物語後半、訳あって篠井さんのマンションで里佳や伶子、そして里佳の後輩たちが「共同生活」のようなものをする場面。

特に里佳と伶子、篠井さんの3人で過ごすある夜は、取り立てて変わったことをしているわけじゃないけど、でも「ちょっと特別な時間」を描いている名シーン。「自分もこんな時間を過ごせたら」と、想像するだけで胸が躍ります。

 

 

 

考えてみれば、前述の『ナラタージュ』でも、いちばんすきだったのは泉が葉山先生の家で彼の髪を切るあのシーン。厳密に言うと、その夜の余韻を引き摺ったまま、なんとなくスロウに過ぎていく翌日の部分がいちばんすきです。映画では大幅にカットされていましたが、それでもやっぱりいちばんすきだったのが、翌朝テレビで映画を流したまま眠る葉山先生と、それを見つける泉のワンシーンでした。日常と言えば日常だけど、「いつも」とはちょっと違う。その僅かな特別感が、堪らなく胸をときめかせます。

 

 

 

ポップコーンはキャラメル味がすき、という人が多いイメージだけど、わたしは断然塩味派。ちなみに潤くんも塩派*7です。潤くんの中ではキャラメルなんて邪道らしい(笑)

 

だけど、最近食べて美味しかったのがセブンイレブンの塩バターポップコーン*8

ベーシックな塩味に退屈するときだって、ある。そんな時は、ちょっとこってりだけど、まろやかで食欲をそそるバターが効いたのも悪くない。

 

 

 

うふふ。飯テロになっちゃたらごめんなさいね!

今週も大変お疲れさまでした。金曜の夜は、まだまだこれから。思う存分食べて呑んで、夜更かししてくださいね。

 

お供には、どうぞ塩バター味のポップコーンを。

 

 

 

*1:個人的には直木賞芥川賞に並ぶ名誉な賞 

本屋大賞

*2:タイトルの響きや装丁の綺麗さなど、フィーリングで読む本を決める女

*3:2017年7月8日放送 嵐にしやがれ傑作選より

*4:

柚木麻子 『BUTTER』 | 新潮社

*5:

ちくさ正文館書店 - ちくさ正文館書店

*6:島本理生角川書店

*7:Popcornツアーパンフレットより

*8:

ポップコーン - セブン-イレブン~近くて便利~

リベルテ、エガリテ、フラテルニテ

 

 

 

「弱い人ばっか居ます」

この世は弱い人ばっか居ます。

 

淡々とまた月曜日が向かってくるだけのはずだった3月8日、日曜日。よる。

二宮さんが突然ラジオで披露した、人気バンド Mrs. GREEN APPLE の楽曲「Attitude」のカバーを聴いて、わたしの一週間はこのフレーズ一色でした。

 

溢れる素敵なフレーズの中で、よりによってここが頭に残るとは(笑)仕事でへこむことがある度に、慰めのようにこのフレーズが頭で囁いていました。社会における自分の無力さを知るのはいいことですよね、はは(乾いた笑い)

 

いろいろあった、ありすぎた社会人生活1年目ももうすぐ終わりですよ。先日辞令も出まして。とりあえず異動はなく、少なくともあと半年は今の部署で勉強させてもらえそうです。捨てられなくてよかった!(笑えないわ)

 

それにしても「Attitude」、いい曲ですねぇ。原曲も聴いたんですけど、音とかエフェクトのかけ方がとても凝っていて、もはやアートだなぁと。表現したい世界観がちゃんとあって、素敵でした。

ボーカルの大森さんの声も心地よかったです。未だに形容できる言葉が見つからないんだけど、楽器みたいになめらかで音と音の継ぎ目が見当たらないような歌い方もあれば、少女のようと言うべきか、天使のようと言うべきか、そんな無垢ささえも感じる歌声もあって。七色の声ってこういうことかな。

 

 

 

本日のタイトルも、実は「Attitude」に若干引っ張られた結果で。

後半の、「~ism」を畳みかけるところあるじゃないですか(ここ超すき)

その中に、「リベラリズム」というワードがあったので、ふとこれを思い出しました。

 

リベルテ、エガリテ、フラテルニテ。

自由、平等、友愛。

 

フランス共和国の標語なんですけども。なんだか魔法の呪文みたいで可愛くないですか?……えっ、どっちかって言うと早口言葉?なまむぎなまごめなまたまご的な?……どれみちゃん世代なんで魔法の呪文とか憧れるんですよぉ、言わせてよぉ。

 

 

 

ちなみに、おジャ魔女どれみの主人公・春風どれみの魔法の呪文は「ピリカピリララ ポポリナペペルト」

先日お父さんに言われて思い出しました。幼少期のアニメの事を、子どもよりも親が覚えてるなんてねぇ……愛だわ……。

 

 

 

そうそう、フランス繋がりで愛知の方にすすめたいものがあります。

www.art-museum.city.nagoya.jp

今年もミュシャ展が名古屋にやってくるーーー!!

 

芸術に明るいほうではないし、すきな画家とか拘りとかもほとんどないんですけど、唯一だいすきなのがアルフォンス・ミュシャ*1。大学1年のときにフランス文化の授業で知って、ほとんど一目惚れでした。愛知で展覧会をやっているときは、可能な限り足を運んでいます。

 

個人的にミュシャの作品のすきなところは、商業向けのものが多いところ。有名なのが「モエ・エ・シャンドン*2」のポスターです。そうクリスマスに欠かせないあのシャンパン!どうせならあと3ヶ月早く紹介するべきだったね!

美しい女性の姿が描かれているんですが、優美でロマンチックな見た目が「かわいいもの好き」な女子の心をくすぐる、まさに「欲しい!」と思わせるポスターなんです。今で言う「パケ買い」「ジャケ買い」に似たような感覚を引き起こす感じ。現代のCMや広告にも当然言えることだけど、世の中にある素敵な物事の魅力を、なお引き出したり、引き立てるものってかっこいいと思います。

商業向けなので作品や作者の意図を難しく想像する必要もないし、テーマも明確なので見ていて楽しい。アート初心者さんでも気軽に鑑賞できると思うので、デートなんかにもオススメですよ(ウインク)

 

今回は終わってしまった会場も多いんですが、名古屋のあとに静岡や松本での開催も予定しているようなので、近隣の方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

 

名古屋市美術館ミュシャ展を見た後は、最寄り駅のひとつである地下鉄「伏見駅」から東山線に乗って一駅、名古屋駅へ。地下街と直結した商業ビル・ミッドランドスクエアに、これまたオススメのお店があります。

 

www.midland-square.com

 

わたしもイマドキの20代女子らしく、インスタで「♯名古屋カフェ」などと検索しては「おしゃカフェ*3」なるものを開拓する休日を過ごしたりしていますが、ここはかれこれ4回は行っているお気に入りの場所。しかもうち3回は今年なんですよね(月イチじゃん)(めっちゃすきじゃん)

 

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なんたってタルトが美味しいんですよ!女子ってタルトすきだよね。なんでだろうね。美味しいからだよね(うんうん)

ぶらぶらとショッピングした後、「お茶どこでする~?」という話になったとき、「このへんだと××と××とあとタルトのお店があるよ~」と言うとこぞってみんな「タルト!?」と目を輝かせます(かわいいものを見る慈愛の目)

 

行くとついつい、写真のいちごタルトのようなシーズナルメニューを選んでしまうんですが、定番のチョコレートタルトやくるみのタルトなんかも本当に美味しそう。どちらも飾りっけのないどシンプルな見た目なんだけど、その潔ささえ感じる風貌がきれいで、食欲をそそるんだよねぇ。

 

他にも、資生堂パーラーHARBS、それからAfternoonteaのティールーム。

マリオットアソシアホテルのロビーラウンジ「シーナリー」や、タカシマヤ51階で絶景を見ながらケーキを味わえる「カフェ・ド・シエル」などなど……

名駅はイマドキの個性的でコンセプチュアルなカフェって実はそう多くないイメージなんですが、シンプルでハズレのない、いわゆる「王道」の喫茶やスイーツを愉しむのがよい場所だなぁと思っています。

 

 

 

なかなか外出もしづらい世の流れですが、そういうときこそあれこれ行きたい場所に想いを馳せるのもひとつ。

職場で帰りたくて堪らないときは、「今日帰ったらネトフリで何見よっかな~」と想いを巡らせるのもひとつ。(それ最近のわたしや)

 

では、今週も一週間がんばりましょう。おやすみなさい。

意味もなく横文字を使いたくなる夜に

 

 

 

2020年2月29日22時6分。嵐にしやがれの放送を見終えて、わたしは今、パソコンに向かっています。

 

潤くんの口から出る、横文字が超すきなんですよね。それが自分の知らない言葉なら尚更。

デスマッチでボケる翔くんにすかさず「オランデーズソース」と正解を横入りさせてきた潤くんがツボで、こんな話をしています。あとここ数ヶ月で超萌えたのが、タイムリーなVoyage。第1話で潤くんがしていた自己紹介、覚えているでしょうか。

 

今現在動いているプロジェクト全体のクリエイティブのディレクションまたはプロデュースというのをやっています。 

 

はいきました!ときめきの横文字四連発!

プロジェクト!クリエイティブ!ディレクション!プロデュース!

みなさんもどうぞご一緒に!せーの!プロジェクト!クリエイティブ!ディレクション!プロデュース!いえーい!

 

(なんだこれ)

 

まあVoyage1話、内容が重いと話題でまだ見れていない人も多いみたいですけれど、この!潤くんの自己紹介は非常に潤担には刺さりますので。是非多くの人に見て頂きたいですね。何より、山を越えた先は絶景ですぞ!2~4話があなたを待ってる!

 

 

 

ちなみにわたしが今、意味もなくむやみやたらに使いたい横文字は「シラノ・ド・ベルジュラック*1」です。語呂がイイ。ストレス溜まったときとかに叫びたい。

 

(だからなんだこれ)

 

 

 

EP「Reborn Vol.1」がリリースされましたね。リプロダクション(そういえばこれも潤くん由来の横文字*2だわ)された「a Day in Our Life」と「One Love」、例えるなら前者は「日曜昼のカフェ」、後者は「金曜夜の映画館」といった感じでしょうか(全然意味分からないぞ)

 

「a Day in Our Life」は、楽曲にかかっているエフェクトと大野さん潤くんのメロディーチームの声がとても優美。その様が、グラスに入った冷たいカフェオレをゆっくりとストローでかき混ぜたり、そっと垂らしたガムシロップが静かに溶けていくようだなぁと思いました。席は窓際。光が差し込んでいて、通りを休日を楽しむ人が穏やかな足取りで過ぎていく。細身のジーパンに、首元のあいたオーバーサイズの白シャツなんかさらっと羽織った日に、聴きたい曲です。まあわたしそういう恰好あんまりしないけどね(しないんか)(白シャツ着てる嵐ってイイよね)

 

一方の「One Love」は、原曲が映画「花より男子F」の主題歌だったわけですけど、こちらも負けず劣らず「映画向き」だなぁと思いました。見えたもんね、エンドロール。あれ?見えませんでしたかエンドロール。これはもう大ヒット作ですよ。興行収入すごいと思うわ。多分この映画すきなひとと観に行ったら恋が成就するでしょうね。帰り際、彼がそれとなく手を繋いでくると思います!

ツイッターでは、「結婚式で流したい」という声もちらほら見かけましたけど、2人の成長とか出会いから今まで辿ったムービーなんかに使いたいよね。新婦の友人で感動して泣いてる人いそう(妄想がすごいな)

 

とは言え、わたしは結婚式で流すなら断然原曲派です。

 

 

 

最後に一曲。寝る前のホットミルク代わりに聴いてほしい歌があります。

www.youtube.com

ご存知カイト!カバーなので、当然好き嫌いはあると思います。本家とは切り離して聴ける方には、是非一度聴いてもらいたいかなぁ。米津さんが作った骨格に、嵐の歌声がカイトの胴体となって重なり、自由に飛び回るような原曲。裏腹にこのカバーは、カイトを手にした彼女たちが、きれいに舞うように操っているような、そんな仕上がりになっています。

最後に嵐ファンには嬉しいサプライズもあるから、どうかコメント欄は覗かずに聴いてくださいね。

 

 

 

今日は4年に一度の特別な日。2019年末、Enjoyで閏年に触れてくれた潤くんですが、そんな潤くんのお名前にも、「閏」という字が入っていることにほっこりと、そして何だかとてもいとおしく感じてしまいます。充実した一日でした。

お誕生日のひと、おめでとう。そしてみなさん、今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

*1:

シラノ・ド・ベルジュラック - Wikipedia

*2:「潤くんが使っていて覚えた横文字」という意味

モンブランをひとくちだけ

 

 

 

食べておけばよかったなぁ、と、思うわけですよ。

 

2月14日。バレンタインデーのよる。

今年は誰にあげるでもなく、なんなら毎年あげていた父にすら買っていないし、なんならそもそも父が仕事で家にいないし(笑)そんな感じで母妹と女3人、魚のムニエルと豚汁をすすっただけのよるでした。豚汁に欠かせない具ってなんだと思います?わたしはこんにゃくと豆腐です。ちなみに豆腐は安いやつがすきみたい。きょうのおいしいな~って思うと大体「きょうのは安いやつだよ」って言われちゃう。庶民的でよろしい。

 

そんな感じでバレンタインのバの字もないはずだった我が家のよるですが、(仕事でおちょんぼしてきた)わたしの(気分転換という名の)気まぐれで急遽某ローソン(某の意味とは)のカップスイーツを買って食べることになりました。

 

2月14日。バレンタインデーのよる。

食べたいのはもちろんチョコレートなわけですよ。ということでチョコレートケーキをセレクト。だけどほのかに心惹かれたのは、母に選ばれしモンブラン。そうです。愛する松本潤くんの大好物モンブラン

バレンタインを全うしたいわたしVSどんなときもおたくを全うしたいわたしの戦いは前者の勝利に終わり、数時間後の今「あ~やっぱりひとくちもらっておけばよかった~」とほろ苦い気持ちになるのでした。ほろり。軽くモンブランと潤くんに失恋した気分なのでこれもバレンタインの思い出ってことにしていいですか(?)

 

 

 

古き良きブログサイトだったYaplog!がサービスを終了してちょうど二週間ということもあって、前々から新しいブログを開設するならこのあたり、と思っていました。ちょうど金曜日だし、なんか分かりやすい、ベタな、そこらのカップルが一組くらい婚姻届出してそうなほどどベタな日付っていうのもいいな~なんて考えたりして。でも最終的に21時を過ぎてから慌てて開設に踏み切ったのは、きょうがすえちゃん記念日*1だったからですね。やっぱりおたくじゃん。というかとてつもなく単純じゃん。

 

開設自体は急でしたが、ブログタイトルはもうほとんど固まった状態でした。

低温火傷

本来は体温よりも少し温度の高いものに長時間触れていることで起こる火傷のことをいうそうですが、個人的には「“低い温度=ほんのわずかなこと”で火傷を負ってしまう」という婉曲した意味で捉えています。おたくの沸点の低さを精一杯詩的にあらわしてみました(えへ)字のバランスもいいし、どことなく色があって気に入っています。

 

他の候補には「問はず語り」や「セブンスヘヴン」がありました。問はず語りは鎌倉時代日記文学とはずがたり*2」からきていて、意味*3がとてもよかったんですけど、「いやでもわたし近代文学おたくだし」という謎の拘りによって却下されました。昔どこかで言ったことがあるんですけど、自担は後深草院です。

セブンスヘヴンもまた、Perfumeの名曲「SEVENTH HEAVEN*4」からきていたんですけど、こちらは元々の意味があまりに大層なのでやめました。今わたし、ほとんどSEVENTH HEAVENを布教するためだけに紹介しています。この曲聴いてると、「あ~学生時代、通り雨の中を傘もささず、すきなひととカルピス片手に歩きたかったなぁ」って思いますね(どういうこっちゃ)(あまりに眩しい幸福感で天に昇ってしまいそうになってしまう素敵な曲です)

 

あとは「群青」や「青鞜」も魅力的でしたが、どちらも「青」という字が入っていたので、おたく心理的にわたしが使うのはやはり恐れ多いということになりました(笑)これはわたしが「自担がいる」といういわゆる担当制度を割と好んでいるゆえなんですが、人様の担当を想起させるものには軽率に触れられないと思ってしまいます。そのひと(自担)を誰よりも愛するひとへの敬意と取ってもらえたら嬉しいです。

 

 

 

余談ですが、「青鞜」ではなく「青踏」も字面としてはとても美しいと思うんですよ。そもそもわたしが学生時代に授業で習った当初、「青踏」だと勘違いしたのが発端なんですけど、予測変換でも普通にこの字、出るんですよね。本当にこういうものがあるのかな。「青を踏む」と書いて「青踏」。瑞々しくて、透明感があって、でも意志のつよさなんかも感じられて。日本語って本当に綺麗だし奥行きがあるよねぇ。

 

青鞜」のほうがピンとこなかったあなたは、今晩調べてから寝てくださいね。文学おたくとのお約束です。

 

一週間お疲れ様でした。おやすみなさい。

*1:二宮和也松本潤の伝説のユニット曲「もういない...ない」の収録日

*2:作:後深草院二条

*3:

問わず語り(とわずがたり)の意味 - goo国語辞書

*4:アルバム「GAME」などに収録